結婚指輪、サイズが合わなくなったら？長く愛用するためにサイズ直しの基礎知識を紹介

結婚指輪は、人生の大切な節目を象徴する特別なアイテムです。

しかし、長い年月を共に過ごす中で、指のサイズが変わり、指輪が合わなくなることもあります。そこで重要になるのが「サイズ直し」です。

本記事では、結婚指輪のサイズ直しに関する基本的な知識や注意点を詳しく解説します。

なぜサイズ直しが必要になるのか？

結婚指輪は、日常的に身につけるものですが、以下のような理由でサイズが合わなくなることがあります：

• 体型の変化：体重増減やむくみなどにより、指の太さが変わる。
• ライフイベント：妊娠・出産などで一時的に指がむくむことも。
• 加齢：年齢を重ねることで骨格や筋肉が変化。

これらの変化に対応するために、サイズ直しを検討する方が多いです。

サイズ直しの方法

結婚指輪のサイズ直しには、「大きくする方法」と「小さくする方法」があります。それぞれの具体的な手法を見ていきましょう。

1. サイズを大きくする方法

• 切断して素材を足す
  指輪を一度切断し、新たな金属を追加して大きくします。プラチナやゴールドなど溶接可能な素材で行われることが多いです。
• 金属を叩いて伸ばす
  指輪全体または部分的に叩いて伸ばす方法。少しだけサイズを広げたい場合や溶接が難しい素材（チタンなど）に適しています。ただし、デザインや刻印が変形する可能性があります。
• 内側を削る
  指輪内側を削って広げる方法。刻印が消えるリスクがありますが、仕上がりは美しく整えられます。

2. サイズを小さくする方法

• 切断して一部を切り取る
  指輪を切断し、一部を取り除いて再溶接します。こちらもプラチナやゴールドでよく採用されます。
• 内側にパーツを追加
  指輪内側に突起やパーツを付加して内径を小さくします。この方法は特殊素材や複雑なデザインの場合にも適しています。
• 全体を圧縮する
  均一なデザインの指輪の場合、全体を均等に圧縮して小さくすることも可能です。ただし、大幅な調整には向きません。

サイズ直しの料金と期間

料金

• サイズ直しの相場は5,000円～10,000円程度。
• サイズを大きくする場合は、新たに足す金属分として追加費用が発生します。
• デザインや素材によって料金は異なるため、事前見積もりがおすすめです。

期間

• サイズ直しには通常1～2週間程度かかります。特別なデザインの場合はさらに時間が必要になることもあります。

サイズ直しできない場合とは？

以下の場合、サイズ直しが難しいことがあります

• 全周にダイヤモンドが配置されたフルエタニティリング。
• 特殊な彫刻やデザインが施されているもの。
• ホワイトゴールドやピンクゴールドなど、一部の特殊金属。
• 鍛造製法で作られた高強度リング。

このような場合は、新たな指輪への交換サービスを提供しているブランドもあるため、購入時に確認しておくと良いでしょう。

注意点とアドバイス

1. 回数制限
   サイズ直しは金属への負担が大きいため、何度も行うと強度が低下します。適切なタイミングで行うことが重要です。
2. 急ぎすぎない
   指のサイズは季節や体調によって変動します。少し合わない程度であれば様子を見ることも選択肢です。
3. 専門店で依頼する
   信頼できる専門店で作業してもらうことで、大切な指輪を安心して預けられます。また、購入店で依頼すると保証サービスが受けられる場合もあります。

まとめ

結婚指輪は一生ものですが、長く愛用するためには定期的なメンテナンスが必要です。サイズ直しはその一環として重要な役割を果たします。適切なタイミングと方法で調整すれば、大切な思い出と共に末永く使い続けることができます。

RITZ GLANDEでは、お客様の大切な結婚指輪のメンテナンスにも力を入れております。お気軽にご相談ください。

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