葬儀にふさわしい装いとは?知っておきたいジュエリーマナー

お通夜や葬儀は、故人とのお別れを惜しみ、ご冥福を祈る大切な儀式です。

参列する際には、服装や身だしなみに細心の注意を払い、故人やご遺族への敬意を示すことが重要です。特に、アクセサリーは自己主張を控え、控えめな装いを心がける必要があります

では、具体的にどのようなジュエリーが葬儀に適しているのでしょうか?多くの人が真珠のネックレスを思い浮かべるかと思いますが、真珠であれば何でも良いというわけではありません。色、形、長さなど、細部にまでマナーが存在します。

この記事では、葬儀に参列する際にふさわしいジュエリーのマナーについて、基本的な知識から応用まで詳しく解説します。お手持ちのジュエリーが使用できるかどうかの判断材料として、ぜひ参考にしてください。

葬儀におけるジュエリーの基本マナー

葬儀におけるジュエリーの最も重要な原則は、「光り物を避ける」ことです。華美な装飾は慎み、故人を偲ぶ気持ちを表すことが大切です。

避けるべきジュエリー

  • ダイヤモンド、ルビー、サファイアなどの宝石類
  • ゴールドやプラチナなど、光沢のある素材
  • 派手なデザインや大ぶりのアクセサリー

着用しても良いとされるジュエリー

  • 真珠(白、黒、グレー)
  • 結婚指輪、婚約指輪(シンプルなデザイン)
    真珠は「涙の象徴」とされ、悲しみの場にふさわしいとされています。ただし、真珠の種類やデザインによっては、マナー違反となる場合もあるので注意が必要です。

喪服の種類とジュエリーのマナー

喪服には、洋装と和装の2種類があります。どちらの喪服を選ぶかによって、着用できるジュエリーが異なります

洋装の場合

洋装の喪服の場合、真珠のネックレスを着用することが一般的です。これは、欧米のフォーマルな服装にはジュエリーを着用するというドレスコードに由来します。

真珠のネックレス

  • 色:白、黒、グレー
  • 形:丸形
  • 長さ:40~42cm(鎖骨にかかる程度)
  • 大きさ:7~8mm
イヤリング・ピアス

  • 真珠の一粒タイプ
  • 揺れないデザイン
  • 金具はシルバー

光沢の強い真珠や、派手なデザインのものは避けましょう。また、二連以上のネックレスは「不幸が重なる」という意味合いがあるため、避けるべきです

和装の場合

和装の喪服の場合、基本的にジュエリーは身につけないのがマナーです。着用できるのは、結婚指輪や婚約指輪のみとされています。指輪もシンプルなデザインのものを選び、派手な装飾は避けましょう。ネックレスやピアスはマナー違反となるため、必ず外してください。

真珠のネックレスを選ぶ際の注意点

洋装の喪服に合わせる真珠のネックレスを選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。

葬儀にふさわしい真珠の色は、白、黒、グレーです。白は上品で落ち着いた印象を与え、黒やグレーはより厳粛な雰囲気を演出します。ピンクやゴールドなどの色付き真珠は、お祝いの席での着用に適しています。

真珠の形は、丸形が基本です。バロックパールのような変形真珠は、カジュアルな印象を与えるため、葬儀には不向きです。

大きさ

真珠の大きさは、7~8mmを目安に選びましょう。大きすぎる真珠は派手な印象を与え、小さすぎる真珠は存在感が薄くなります。

長さ

ネックレスの長さは、40~42cmが適切です。鎖骨にかかるくらいの長さで、上品に見えます。長すぎるネックレスは、華美な印象を与えたり、「悲しみが長引く」という意味合いがあるため、避けるべきです。

連の数

真珠のネックレスは、一連のものを着用するのが基本です。二連以上のネックレスは、「不幸が重なる」という意味合いがあるため、葬儀にはふさわしくありません。

イミテーションパールについて

近年では、本物の真珠と見分けがつかないほど精巧なイミテーションパールが出回っています。イミテーションパールを着用すること自体はマナー違反ではありませんが、色、形、大きさに注意する必要があります。安っぽく見えない、上品なものを選びましょう。

その他の注意点

イヤリング・ピアス

イヤリングやピアスを着用する場合は、真珠の一粒タイプを選びましょう。揺れるデザインや、複数の珠が付いたデザインは避けるべきです。金具はシルバーを選び、ゴールドは避けましょう。

結婚指輪・婚約指輪

結婚指輪や婚約指輪を着用する場合は、シンプルなデザインのものを選びましょう。ダイヤモンドなどの宝石が付いている場合は、石が目立たないように裏側に回すなどの配慮が必要です。

時計

葬儀に時計を着用すること自体はマナー違反ではありませんが、派手なデザインのものは避けましょう。シンプルなデザインで、革ベルトのものがおすすめです。

ジュエリーのメンテナンス

真珠のアクセサリーは、使用頻度が少なくても、定期的なメンテナンスが必要です。

真珠を繋いでいる糸は、経年劣化によって切れてしまうことがあります。糸が切れると、真珠が散らばってしまい、紛失する可能性もあります。2~3年に一度は、専門業者に糸替えを依頼することをおすすめします。

また、使用後は柔らかい布で優しく拭き、専用のケースに保管することで、真珠の輝きを長く保つことができます。

まとめ

葬儀は、故人を偲び、ご遺族を慰める大切な儀式です。参列する際には、服装や身だしなみに気を配り、故人やご遺族への敬意を表しましょう。ジュエリーは、控えめな装いを心がけ、真珠を選ぶのが基本です。この記事を参考に、適切なジュエリーを選び、故人のご冥福を祈りましょう。

 

RITZ GLANDEについて

RITZ GLANDEは北海道札幌市に店舗を構える、ジュエリー修理・リフォーム・リペア専門店です。

当店は、お客様が気軽に何でも相談出来るアットホームなお店作りをコンセプトにしています。明るく親しみやすいスタッフが笑顔でお迎えさせて頂きます。お客様にリラックス頂いた中で、ジュエリーの相談、要望をしっかりお聞きし、サポートさせていただきます。

お店は全国的にも珍しく店内工房を構え、経験豊富なジュエリー職人やデザイナーも常駐しています。他にも専門のジュエリーコーディネーターがお客様の様々なニーズに柔軟かつ迅速に対応させて頂きます。

その他にも、ダイヤモンドの世界的権威で知られるGIAの資格を持つ鑑定士なども在籍してますので、お客様からも信頼され安心してご利用頂いております。相談、お見積もりはいつでも無料ですので、ジュエリーについての気になることは何でもお気軽に相談してみて下さい。

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