結婚指輪のサイズの選び方は?
結婚指輪の選び方で重要なポイントは、「サイズ」です。もちろんまず目が行くのはデザインですが、婚約指輪と違いずっと身に着けている結婚指輪はサイズもとても重要になってきます。
もちろん指輪を選ぶときには試着をして、サイズが合っていることを確認してから購入するでしょう。しかしたとえ試着をしても、購入後に痛みや違和感を感じる人が多いようです。ちょっとした違和感でも、24時間つけていると不快に思えてくるもの。ファッションリングとは違うので、結婚指輪ははめた時にしっくりとくるサイズを選ばなければいけません。
またいつも身に着けている指輪のサイズと同じだとしても、指輪のデザインで着用感は変わります。例えばアームが太い指輪なら、細いタイプのものと比べると圧迫感があり、違和感や痛みを感じやすいものです。
浮腫みによって1日で指のサイズは変化しますから、試着には浮腫みのでにくい午前中からお昼過ぎを目安にするとよいでしょう。
結婚指輪は季節によってサイズ感が違う?
夕方になると浮腫みによって、指の太さは案外変わります。そのため指輪の試着は、午前中から夕方になる前に済ませるのが理想的です。しかしたとえそれで一番フィットする指輪を購入しても、体重は変わらないのに指輪のサイズが合わなくなる時期があります。
知らない人が多いのですが、実は指の太さは季節によっても変化するのです。影響されやすい人だと、指輪のサイズが1号も変化するケースがあるといいます。季節が原因の場合は、指輪がきつくなったとしても、すぐにサイズ直しを検討する必要はありません。
夏はきつくなる
夏は指がむくみやすい季節です。暑い季節になると、普段よりも水分を多くとってしまうもの。そしてその水分が浮腫みの原因です。また塩分を取りすぎるのも、浮腫みの原因になります。
きつくなった時の対策
結婚指輪がきつくなったといっても、浮腫みが原因の場合はサイズ直しする必要はありません。対策としては浮腫みをとってあげればいいのです。
そして指の浮腫みをとるには、指の血行促進が欠かせません。たとえば指のマッサージや手を開閉するグーパーエクササイズはとても効果的です。
また血行が悪く冷え性の人も浮腫みやすいので、指の浮腫みが原因で結婚指輪がきつく感じる人は手を温めて血流をよくする方法もおすすめです。
冬はゆるくなる
冬になると、今度は指輪がゆるくなります。これは夏の方が指が浮腫みやすいせいですね。逆に冬は寒さで体温を逃さないように、血管が収縮します。すると指が細くなるので、冬は指輪がゆるくなるのです。
また夏場は汗で肌がしっとりしているため滑り止めになるのですが、冬は肌が乾燥しているためサラリとして指輪が滑りやすくなるというのも、指輪が緩く感じる要因の1つです。
ゆるくなった時の対策
一時的に指輪がゆるくなるだけなら、サイズ直しの必要はありません。一番簡単にできる対策は、結婚指輪の上からもう一つストッパー代わりの指輪をつけることです。細いリングなら目立ちませんし、逆に結婚指輪に合う指輪をつけておしゃれ感を出すことも可能です。
また指輪サイズを調整するアイテムも市販されています。例えば指輪の内側にストッパーになる指輪専用のパーツをつけたり、指輪に巻きつけて使うリングストッパーを使ったりすると、ピッタリと指輪にフィットします。
使っていくうちにゆるくなる・きつくなる
また季節とは関係なく、使っていくうちに指輪サイズが合わなくなることもあります。この場合は浮腫みは関係ないので、簡単な対策は難しいでしょう。
体型の変化
まず考えられるのは、体系の変化です。体重が増えると指も太くなりますから、結果として指輪がきつくなってしまいます。また同じように、痩せると指輪は緩くなります。
これとは別に、体重の増減がなくても、指輪をずっとつけていると指輪が当たっている部分の肉が痩せることもあります。
素材によっても違う
そしてもう一つ、指輪の素材によってもサイズが合わなくなるケースがあります。ゴールドは軟らかく、プラチナは硬いというように、金属は素材によって違います。
例えば買い物袋など、重い荷物を結婚指輪をしている方の手でずっと持っていると指輪は歪んでしまいます。また電車のつり革に捕まるのも同じです。
指輪が圧迫される状況下では意外と簡単に歪んでしまうので、日常生活では注意してください。もちろんゴールドでも合金で硬さを補充している場合は別ですが、それでも長く結婚指輪をはめているとどうしても歪みは避けられないものです。
サイズ直しは少し様子を見てから
「指輪がきつくなった/緩くなった」といってすぐに指輪のサイズ直しを検討する必要はありません。前述したように季節によるものであれば、サイズ直ししても意味がありません。
また体重の増減も出産など一時的なものであれば、結局サイズ直しを繰り返す羽目になってしまうでしょう。基本は少し様子を見ることです。ワンシーズン終わっても指輪がきつい/緩いようならサイズ直しを考えても良いですが、体重が増減したわけではなくただの浮腫みであればマッサージなどで対処できます。
ただし指輪がスルリと指から抜け落ちてしまうほど緩いのであれば、失くす危険性があるので外して保管するかサイズ直しを考えるとよいですね。
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購入時にサイズ直しの可否を確認することも大事
指輪のサイズ直しに関してですが、まず使用後のサイズ変更は可能か購入時に確認してください。購入店や指輪によってはサイズ直しが出来ない場合もあるので、購入時の確認はとても大切です。
基本的には購入店でサイズ直し
ジュエリーショップは多数ありますが、指輪のサイズ直しは購入したお店でお願いしましょう。基本的に購入したお店以外でも、ジュエリーショップなら指輪のサイズ直しは可能です。
しかし購入したお店ではメンテナンス無料、サイズ直し無料など特典がついていることがあります。購入時に説明があると思いますが、分からない場合は問い合わせてみるのもおすすめです。
デザインによっては出来ない場合も
気を付けてもらいたいのが、「どんな指輪でもサイズ直しができるわけではない」ということです。複雑なデザインの指輪やブランドのアイコニックデザインの指輪では、サイズ直しができないケースが目立ちます。
それはサイズ直しでアーム部分を切断すると、全体のデザインバランスが崩れてしまうからです。ブランドサイトによっては特定の指輪に「サイズ直しができない商品です」など表記されています。しかし念のため、将来サイズ直しが可能かどうか購入時に聞いてみると良いでしょう。
まとめ
結婚指輪ははめているうちに、ゆるくなったりきつくなったりするものです。一生付き合っていく結婚指輪ですから、年月とともに指のサイズも変わっていくもの。一時的なものでなければサイズ直しをして、上手に付き合っていきましょう。