サファイアの特徴
サファイアは数ある宝石の中でもかなり硬い石で、非常に割れにくく、丈夫な石として知られています。丈夫なので日常的に身に着けるジュエリーとしても人気があります。
そのことからジュエリーとして古来から重宝されており、世界でも広く知られている宝石の一種です。また、サファイアは実は鉱物としてはルビーと同様で、そこに含まれる不純物によって色が異なります。
ですが、赤色以外の石については全て「サファイア」に分類されることは豆知識として知っておきましょう。特に中でも光を当てると星型の光を反射する「スターサファイア」は、光の当たり方によって色が全く異なります。
別名「カラーチェンジサファイア」とも言われており、サファイアの中でも特に希少価値が高いです。特にサファイアの産地として有名なのがインドですね。非常に高品質で、深い青色が美しいサファイアが多く流通しています。
また、サファイアは9月の誕生石としても知られており、9月生まれの方への贈り物としてもおすすめです。そこに込められた意味は「知性」「カリスマ」。ビジネス運や勝負運を高めたい方のお守りとしても人気が高く、ビジネスの運気を高めるパワーストーンとしても知られています。
サファイアの取り扱い方法・保管方法&注意点
それでは、サファイアはどのように取り扱うべきなのでしょうか?サファイアは丈夫な石ではありますが、その美しい青色を長く保ち続けるためには様々な工夫が必要です。
ここで、サファイアの取り扱い方法、そして保管方法や注意点についてポイント別にご紹介していきます。
酸や熱、衝撃に強い
サファイアは非常に丈夫な宝石で、酸や熱を加えても劣化しにくい上、非常に硬いので衝撃を受けても傷つきにくいのがその特徴です。ですので手入れについては他の宝石と比べてもあまり手間がかからず、気軽に身に着けることができます。
手間のかからないジュエリーが欲しい、という初心者の方にもサファイアはおすすめです。料理をしたり、暑い場所にいっても問題ありませんし、洗剤を使って洗うこともできます。
衝撃に強いからと言って雑に扱わない
ただ、衝撃に強いからといって雑に扱っていいわけではありません。傷が付きにくい、割れにくいというだけで全く壊れないというわけではありませんし、特にジュエリーの場合は金属パーツが組み合わされているものも多いです。
ですので雑に扱うことでヒビや割れの原因になるだけでなく繊細な金属パーツが歪んでしまう可能性もあります。慎重になりすぎる必要はありませんが、雑に扱いすぎず、丁寧に長く身に着けることが大切です。
他のジュエリー同士が擦れないように保管
また、ジュエリー同士はお互いが擦れないように保管することも非常に大切です。硬い石同士が擦れることで、表面に細かなキズがついてしまう恐れがあるので、ジュエリー同士は触れ合わないようにする必要があります。
特にサファイアは非常に硬くて丈夫ですが、硬いからこそ、サファイアは無事でも一緒に収納した他の石を傷つけてしまう場合も。平置きができるジュエリーケースに丁寧に触れ合わないように並べたり、布製のケースに入れて保管したり、丁寧に保管しましょう。
サファイアのお手入れ方法
それでは、サファイアはどのようにお手入れをするべきなのでしょうか?ここで、サファイアのお手入れ方法についてご紹介していきます。
こまめに裏側を手入れする
サファイアは丈夫で自分でも丁寧に手入れすることができます。基本的には柔らかい布などを使って表面の汚れを丁寧に拭き取っていきましょう。
特にネックレスや指輪をはじめとしたアクセサリーは裏側が肌に直接触れます。裏側は汗や皮脂などで、見えなくても汚れが付着している場合もあるので、特に裏側はこまめに手入れしておきましょう。
また、サファイアは透明感のある宝石なので、裏側が汚れていると石の透明感も損なわれてしまいます。もし汚れが落ちなかった場合は、流水で優しく洗浄するのもおすすめです。
洗剤を使用する場合は、サファイアとの相性はもちろん、貴金属との相性にも注目して選ぶ必要があります。
超音波洗浄も可能
前述通り、サファイアは超音波洗浄も可能です。サファイアの美しい青色を長く保つために、超音波洗浄も視野に入れて手入れをしましょう。
近年では比較的リーズナブルに揃えられる超音波洗浄器も存在するので、自宅でメンテナンスしたい場合は揃えるのも選択肢の一つです。ただ、グレードの低いサファイアの場合は細かなキズが原因で割れてしまう可能性があるので、サファイアの質には注意しておきましょう。
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サファイアの家庭で出来るお手入れ方法
大切なサファイアは普段から手入れしながら身に着けることがきれいに保つための秘訣です。サファイアのお手入れは自宅でも簡単に行うことができるので、サファイアをあしらったジュエリーを身に付けたら、定期的にお手入れをしましょう。
ここで、サファイアの家庭でできる簡単なお手入れ方法についてご紹介します。
中性洗剤とやわらかいブラシ洗浄
サファイアは基本的に洗剤を使って洗浄しても問題ありません。なので、中性洗剤とやわらかいブラシを使って洗浄しましょう。
ブラシもゴシゴシと強く擦りすぎず、やわらかいブラシの毛先を使って細かい凹凸に入ってしまった汚れを落とすようなイメージで。近年ではジュエリーを磨くのに適している洗剤やブラシも販売されているので、それらを利用するのも良いでしょう。
そして表面の汚れを落としたら、流水で優しく洗い流します。この時、洗剤が残らないようにしっかりと綺麗に洗い流して、洗浄は完了です。
やわらかい静電気防止布で優しく拭く
洗いあがったら、細部までタオルで水気をしっかりと拭き取ってから、やわらかい布を使って拭いていきます。この時、静電気防止布を使うとさらに汚れを綺麗に落とすことができますよ。
30分の付け置き
そして、洗剤とブラシを使っても汚れがなかなか落ちなかった場合は、少量の中性洗剤を加えたぬるま湯に30分ほど付け置きしましょう。こうすることで、こびりついた汚れも柔らかくなり、落としやすくなります。
この時も最後は洗剤を残さないようにしっかりと最後は流水で流して、綺麗に拭き取ることを忘れないようにしましょう。
まとめ
美しいサファイアは、お手入れをすることでさらにその輝きが増していきます。特に硬くて丈夫なサファイアは手入れがしやすく、ジュエリーのお手入れ初心者の方にもおすすめ。
また、家庭でのお手入れはもちろん、定期的にプロにメンテナンスを依頼して美しさを保つのも選択肢のひとつです。正しくお手入れをして、快適で楽しいサファイアジュエリーを楽しんでくださいね。