パワーストーンとしても知られ、ヒーリング効果があるといわれている琥珀。ジュエリーとしても人気が高い石です。癒し効果があるなら身に着けられる形が便利。リフォームで新たな命を吹き込みませんか?
琥珀とはどんな石?
琥珀(アンバー)とは正確には鉱物や石ではありませんが、パワーストーンとして人気が高く、石として取り扱われています。
琥珀は木の樹脂が化石となったもので、植物から生まれた宝石といえます。ネックレスや指輪、ブローチなどさまざまなアクセサリーとしても愛されています。
木の樹脂が川に流され、海底で何千万年という年月を重ねた後に琥珀になり、海の浅瀬で産出されます。
琥珀の特徴
天然の琥珀にはヒビが入っていたり、植物の破片やときには鳥の羽や虫が閉じ込められていたりします。木の樹脂だったときに不純物や生き物の一部が入り、それが琥珀の味わいにもなっています。
琥珀というと黄色や茶色の宝石をイメージするかもしれませんが、青みの強いものから赤いものまでさまざまな色があります。
琥珀の効果
琥珀はパワーストーンとしても非常によく知られています。元は植物であったことから、まるで呼吸をするように、人のパワーのバランスを整えてくれる効果があるとされます。
心身に溜まった毒素を排出してくれる他、余分なエネルギーを抜いたり、緊張を緩和したりする働きがあると考えられています。そのため、受験や出産のお守りとしても利用されています。
パワーストーンのヒーリング効果
琥珀のヒーリング効果として、エネルギーを活性化させたり、精神を安定させて前向きな気持ちにしたりといったものが挙げられます。ストレスで弱っている人の癒やしにもなります。
また、余計な緊張を抜くので、勝負や本番に強くなったり、人間関係を円滑にしたりといった効果も期待できます。
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琥珀の種類
琥珀には以下のようなさまざまな種類(色)があります。琥珀色といわれてイメージする茶色がかったオレンジだけではなく、寒色系のものもありますよ。それぞれに価値や希少性も異なります。
イエローアンバー
一般的な、いわゆる琥珀色のアンバーです。オレンジや茶色みがかって透き通っており、ハチミツのような色とツヤがあります。
グリーンアンバー
グリーンアンバーといっても、くっきりとした緑色ではありません。薄い爽やかな黄緑色といったところでしょうか。取り出したそのままの薄緑の色の琥珀もありますし、熱処理を施して緑色を強めているものもあります。
リトアニアでは濃い赤や黒に染色を施した後に真ん中を削り、グリーンを強調した琥珀のデザイン技法もあります。
チェリーアンバー
はっきりした赤色ではなく、赤みがかった茶色のチェリーアンバー。さくらんぼよりは渋めで深みのある色合いをしています。
加熱・加圧処理を施して赤みを出しています。赤みの度合いが強いほど価値が高いといわれています。
レッドアンバー
チェリーアンバーよりもさらに赤に近いのがレッドアンバーです。真っ赤なアンバーも市場で取引されていますが、天然のレッドアンバーは極めて少なく、人工的に処理を施したものが多いとされています。
ロイヤルアンバー
全体の0.1、0.2%しか産出量がないとされている、非常に希少価値の高い琥珀です。乳白色でマーブル模様を描いているのが特徴です。骨のように白いものや、バターのような黄色がかったもの、オリーブのように薄いグリーンをしたものなどがあります。
ブルーアンバー
蛍光灯の下で見たときはイエローアンバーと変わらない色合いをしています。紫外線やブラックライトに当てたときにはっきりとブルーの輝きを見せる琥珀がブルーアンバーです。太陽光の下でもかすかに青みがかった光を放ちます。
インセクトアンバー
インセクトアンバーとは、虫入りの琥珀のこと。木の樹脂だった時代に昆虫などの虫が入り込み、そのまま固まって閉じ込められたものです。
虫の種類や状態にもよりますが、インセクトアンバーになると価値が高くなります。稀に爬虫類や虫以外の動物が入っている希少性の高いものもあり、これらはさらに価値が上がります。
琥珀を使ってジュエリーリフォームをしたい
琥珀やそのジュエリーを持っているけれど身に着けずに大切にしまったまま、という方は、この機会にジュエリーリフォームを考えてみてはいかがでしょうか。
デザインが古い、そのアイテムを身に着けづらいなどでお困りなら、以下の方法でリフォームを。お好みのデザインの新しいアイテムに生まれ変われば、お持ちの琥珀が古代からの持ち味を生かしてくれるはずです。
お持ちの琥珀ジュエリーでリフォーム
琥珀の指輪やネックレス、ブレスレットなど、ジュエリーの形でお持ちの方も、使いやすいアイテムにリフォームすることで普段使いが可能になります。
指輪のデザインを変えたり、琥珀だけ取り出して他のジュエリーやアクセサリーにリフォームしたりと、さまざまなリフォーム例があります。
琥珀のルースからリフォーム
琥珀をルース(裸石)でお持ちの方は、それを指輪などのジュエリー、アクセサリーにすることも可能です。デザイン画から作成し、お持ちの琥珀の持ち味を生かせるアイテムを作り出すことができます。
どんなアイテムにリフォームする?
ではお持ちの琥珀をどんなアイテムにリフォームできるのか、その例を見ていきましょう。元は別のアイテムだった琥珀や割れてしまった琥珀も、リフォームで新品同様に生まれ変わります。
指輪
指輪のデザイン変更も可能です。昔風のデザインでなかなか着けていく場所がない大ぶりの指輪も、モダンでスマートな形に。琥珀がさりげなくも存在感のある輝きを見せてくれます。
ネックレス
ネックレスやペンダントにリフォームする例も多いです。大きめの琥珀も持ち味が生かせます。割れてしまった琥珀を2つに分けて配置し、ペンダントのモチーフにして再生させることもできます。
ピアス・イヤリング
琥珀のピアスやイヤリングも、落ち着いた大人の雰囲気を演出できて人気のあるアイテムです。ドロップ型の琥珀は可憐なイメージを引き出してくれます。
ブレスレット
ブレスレットとしても琥珀のジュエリーは再生可能です。ネックレスのチェーンを縮める形でブレスレットにリフォームする例もあります。パワーストーンとして身に着けやすいのがブレスレットの形。他の宝石と組み合わせて輪にするのもおしゃれです。
ボタン
琥珀はボタンとしてもよく愛用されています。ボタンは形やデザインもさまざま。お持ちの服やコーディネートするアイテムに合った形で、元の琥珀の良さを生かせるボタンにリフォームすることができます。
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まとめ
パワーストーンとしても知られている琥珀にはさまざまな種類や色があり、ジュエリーとしても映える石です。
大切に保管したままの琥珀も、リフォームで魅力ある、普段使いできるアイテムに生まれ変わるかもしれません。太古から今に伝わる深い輝きを、再び蘇らせてみませんか?