ピアスやイヤリング、イヤーカフは多くの方に愛用されているアクセサリーの一種です。
実は手持ちのアクセサリーを使ってピアスやイヤリング、そしてイヤーカフをリフォームする方法があります。今回は、これらのアクセサリーのリフォームの魅力についてご紹介していきます。
ピアス・イヤリング・イヤーカフのリフォームとは?
近年アクセサリーのリフォームの人気が徐々に高まっています。
特におしゃれなピアスやイヤリングはアクセサリーの中でも定番中の定番ですが、上質な宝石のついたものは多くの方に人気がありますよね。
それらはジュエリーショップで購入すると非常に高額ですが、リフォームなら手持ちのジュエリーや貴金属を使うことができ、材料コストを抑えられます。
ピアス・イヤリング・イヤーカフの違い
ところで、ピアスやイヤリング、イヤーカフはそれぞれに異なるタイプのアクセサリーだということを知っている方は多いでしょう。
まずは、耳に付けるアクセサリーそれぞれの特徴と、その名前についてご紹介していきます。
ピアスのタイプ
ピアスは耳に付けるアクセサリーの中でも定番です。耳から外れにくく、正しく身につければストレスなく耳元のおしゃれを楽しむことができるのがその魅力です。
また、耳たぶを始め、軟骨など、自由な位置に装着して自分なりにおしゃれを楽しむことができるのもその魅力ですね。
キャッチ式
キャッチ式はまっすぐの棒状のピアスポストをピアスホールに刺すタイプのピアスです。ただ、棒状のピアスをピアスホールに刺すだけでは不安定なので、ピアスキャッチと呼ばれるパーツで固定します。
チェーン式
チェーン式のピアスは、ピアスホールに細長いチェーンを通すタイプのピアスです。装着する難易度がやや高いですが非常におしゃれで、特に女性に人気が高いデザインです。
チェーンの先に小さなモチーフがついているものも多く、遊び心溢れるデザインが多いです。
フック式
フック式は、ワイヤーを折り曲げてピアスホールに通して、フックのように引っ掛けて固定するピアスです。揺れるデザインのものが多く、華やかで女性らしいデザインがその魅力。
こちらについてもフックのように掛けるだけでは不安定なのでピアスキャッチがついているものも多いです。
フープ式
フープ式は、おしゃれな環状のピアスの一部がピアスポストになっており、その部分をピアスホールに刺して装着するピアスです。特にフープ式のピアスは男性にも女性にも人気の高いピアスで、耳元をおしゃれに見せられる上、フェミニンにもカジュアルにも相性が良いです。
輪が小さなものだとシンプルに、大きなものだと目立つので小顔効果抜群に。こうして身に付けている本人をさらに美しく見せられるのもフープ式ピアスの魅力です。
イヤリングのタイプ
イヤリングは耳にピアスホールを開けず、耳たぶに留め具を挟んで身に付けるタイプのアクセサリーです。特別なメンテナンスが必要ない、ピアスホールを開ける必要がないことから多くの女性に人気が高く、若い方にも浸透しています。
比較的リーズナブルで購入できるものが豊富なのも良いですね。
ネジバネタイプ
ネジバネタイプのイヤリングは、イヤリングの中でも最も定番です。
留め具の部分に留め具の厚みを調節することができるネジ状のパーツが付いており、これを耳たぶの厚みに合わせて調節して耳たぶに挟みます。
特にイヤリングの中でも古くからあるタイプの留め具なので、様々なアクセサリーブランドで使われています。
クリップタイプ
クリップタイプのピアスは、ネジバネタイプのイヤリングからネジパーツをなくした調節機能のないタイプのイヤリングです。
一見機能性に乏しいように思えますが、ネジの代わりに留め具の部分に柔らかいシリコンなどが付けられており、耳たぶを優しくホールドします。近年ではシルバーや金を使ったハイブランドのイヤリングでもこちらのタイプの留め具が使用されることが多いです。
ノンホールタイプ
ノンホールタイプのイヤリングは、イヤリングの中でも特に留め具部分が小さく、目立ちにくいタイプのイヤリングです。
挟む部分が少しだけ狭まった、電球のようなシルエットに加工された留め具で、この部分を耳たぶに挟んで装着します。特に、留め具が小さく目立ちにくいことから一見ピアスのようにも見えることがその語源。
また、ノンホールピアスは近年金属製だけでなく、リーズナブルなものだと樹脂製のものも登場しています。
イヤーカフのタイプ
イヤーカフは、切り込みがあり一部が開いた筒状のパーツを耳のフチの部分に装着します。
イヤーカフについてはそこまで豊富に種類がありませんが、ピアスやイヤリングと一体型になっているものなど、デザインが様々。シンプルなもの、かっこいいもの、可愛いものなど豊富なデザインから選び、耳元を華やかに彩ることができます。
ピアス・イヤリング・イヤーカフのリフォームはどんな人におすすめ?
それでは、ピアスやイヤリング、イヤーカフのリフォームはどのような方に向いているのでしょうか?
持っているデザインに飽きた
どんなにお気に入りのピアスやイヤリングだとしても、流行り廃りが存在し、また長く身に付けていると飽きてしまう場合も。こうした愛用のアクセサリーを異なるデザインに、今身に付けるのに適したデザインに作り変えられるのがリフォームのメリットです。
ピアスの穴を塞いでしまってピアスが使えない
以前はピアスを愛用していて、お気に入りのピアスもいくつか揃えていたものの、現在はピアスホールを塞いでしまった、という方もいます。ピアスホールを塞いでしまえば、当然ピアスを身に付けることはできませんよね。
その場合は、手持ちのお気に入りのピアスを他のアクセサリーにリフォームすることをおすすめします。
イヤリングからピアスにしたい
逆に、これまではイヤリングを愛用していたものの、何らかのタイミングでピアスホールを開けた、という方も多いです。もちろんお気に入りのイヤリングを以前同様イヤリングのまま付けるのも良いですが、せっかくのピアスホール、活かさない手はありません。
お気に入りのイヤリングをピアスにリフォームして、おしゃれで可愛いピアスに変身させることもおすすめです。
留め具やキャッチを変えたい
先ほどご紹介したように、同じピアス、イヤリングでも留め具には様々な種類があります。そして留め具によってそれぞれの付け心地は全く異なり、デザインが気に入ったイヤリングやピアスだとしても、留め具が自分に合わない場合も。
それなら、自分が装着しやすい留め具のタイプにリフォームするのもおすすめです。
持っているピアス・イヤリング・イヤーカフで全く違うジュエリーを作りたい
もちろん留め具を変えるだけがリフォームではありません。持っているピアスやイヤリング、イヤーカフを全く異なるジュエリーにリフォームするのもおすすめです。
例えばピアスやイヤリングについている石を取り出して、指輪やネックレスにリフォームしたり。このように、耳につけるアクセサリー以外にリフォームすることもできます。
ピアス・イヤリングのリフォーム例
それでは、実際にピアスやイヤリングのリフォーム例をご紹介します。リフォームに興味がある方はぜひ参考にしてみてくださいね。
イヤリングからピアスにする
まず、先ほどもご紹介したイヤリングからピアスにする方法です。特に金具とデザインが一体型になっているデザインでも、リフォームを依頼すれば綺麗に分解して新たな留め具に溶接してもらえます。
ですのでその結果市販のピアスと変わらない仕上がりになります。
ピアスのポストを細くする
ピアスホールの状態によっては、ピアスポストが太すぎて装着がストレスになる場合もあります。
ですので、ピアスポストをピアスホールの大きさに合わせて細いものに交換するリフォーム方法も存在します。
ピアス金具の変更
肌質によってはピアスの金属が肌に合わず、肌トラブルを起こしてしまう方もいます。その肌トラブルを防ぐためには、ピアスの金属を変えることが一番の近道です。
リフォームをすれば、ピアスポストやピアスキャッチの金属を別の素材に交換してもらうこともできます。
ピアスからイヤリングにリフォーム
逆に、ピアスからイヤリングに変更するリフォーム方法もあります。一目惚れしたデザインのピアスを、ピアスホールが開いてないからと諦める必要はありません。
好きなイヤリングの留め具を装着することができます。
イヤリングの留め具の変更
また、同じイヤリングでも留め具を変更することもできます。留め具によってはイヤリングも向き不向きがありますが、好きなデザインのイヤリングを、好きな留め具にリフォームすることができます。
ストレスなくイヤリングを楽しみたい方におすすめの方法です。
指輪をピアス・イヤリングにする
指輪には小さなストーンがたくさんついているものもあります。特に今後身に付ける予定のない指輪の石を使ってシンプルなデザインを使うことで、上品で身に付けやすいピアスやイヤリングになります。
カフスボタンをピアス・イヤリングにする
意外な選択肢ですが、カフスボタンを使ったリフォームにも根強い人気があります。
カフスボタンは特に上質なスーツだとおしゃれで質が良いものが多く、それをワンポイントのピアスやイヤリングにするのもおすすめ。大人っぽくて少し遊び心のあるデザインが魅力的です。
ルースをピアス・イヤリングにする
パワーストーンや贈り物なので、ルースを持っている方も多いです。それらのルースは非常に加工しやすく、アクセサリーリフォームの材料としてもぴったり。
小さめのルースが複数個あるなら、ピアスやイヤリングにリフォームするのも素敵です。
有機宝石のネックレスやブレスレットをピアス・イヤリングにする
有機宝石のネックレスやブレスレットは近年人気が高まっています。ナチュラルなデザインが豊富ですが、それらを身に付けなくなったら、ピアスやイヤリングとしてリフォームするのも良いですね。
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〜ジュエリーリフォーム・リメイク〜ピアスからイヤリング、イヤリングからピアス
イヤーカフのリフォーム例
少し個性的でオリジナリティあふれるイヤーカフは、まさに世界にひとつだけ。
ぜひイヤーカフのリフォームにも注目してみてください。
指輪をイヤーカフにリフォーム
貴金属が使われた指輪は、イヤーカフに利用することもできます。金属をイヤーカフの形に加工するだけで、ぴったりのサイズのイヤーカフを手に入れることができます。
宝石をイヤーカフにリフォーム
細かな宝石を埋め込んだイヤーカフも素敵ですね。美しいシンプルな金属のイヤーカフに、ストーンを埋め込むだけでアクセントが素敵なイヤーカフに。
上品な雰囲気になるのがその魅力です。
ピアス・イヤリング・イヤーカフからどんなジュエリーにリフォームできる?
また、人によっては手持ちのピアスやイヤリング、イヤーカフから別のアクセサリーにリフォームしたい方もいますよね。
そのピアスなどからのリフォーム案にも様々なものが存在します。
片耳紛失したピアス・イヤリングをネックレスやブレスレットに
片方だけ紛失してしまうと、ピアスやイヤリングは宝の持ち腐れになってしまいます。その場合は、残っている片方のピアスやイヤリングを使ってネックレスやブレスレットに加工するのも素敵です。
ペンダントトップとしてピアスやイヤリングについているものを加工するだけでもおしゃれです。
壊れたピアス・イヤリングを指輪に
金具部分などが壊れてしまったら、リングにするのも良いでしょう。金属のシンプルな指輪にピアスやイヤリングについていたストーンを埋め込むだけで素敵な仕上がりになります。
イヤーカフは指輪にもなる
特に貴金属で作られたイヤーカフは、加工し直すことで指輪にも生まれ変わります。デザインはもちろんサイズも好みに指定できるので、もう身に付けないイヤーカフがあればリフォームするのも良いでしょう。
ピアス・イヤリング・イヤーカフリフォームの流れや価格
ピアスやイヤリング、イヤーカフのリフォームに興味を持っていただけましたか?
興味を持っていただけたら、実際にそのリフォームの流れや料金相場についても見ていきましょう。
申し込みの流れ
まず、アクセサリーリフォームを請け負っているリフォーム業者に手持ちのアクセサリーを持ち込みましょう。必要があれば来店予約をしておくことをおすすめします。
そしてリフォーム内容を具体的に職人に伝え、リフォーム内容、そして納期と見積もり金額にも納得したら実際にリフォームを依頼することとなります。そしてリフォームが完了した旨の連絡が来たら、実際にアクセサリーを受け取りに行くこととなります。
その仕上がりに納得したら実際にアクセサリーを受け取ってピアスやイヤリングのリフォームは完了です。
価格
料金については基本的にリフォーム内容によって左右されます。ですが、留め具の交換など簡単なものだと材料費も含め1,000円〜2,000円程度。
そして別のアクセサリーに作り変えるなど、大掛かりなリフォームになると5,000円以上要するものもあります。詳しいリフォーム内容と合わせて、実際にリフォーム業者に相談してみましょう。
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まとめ
ピアスやイヤリング、イヤーカフはアクセサリーの定番。リフォームすることで、今のあなたにぴったりのデザインのアクセサリーに生まれ変わらせることができます。
おしゃれなアクセサリーでさらにおしゃれを楽しんでくださいね。