お使いでないジュエリーがあれば、ブローチへのリフォームがおすすめです。魅力あるコーディネートにまとめてくれる大人のアイテムになります。品格を感じさせるブローチのリフォームアイディアを紹介いたします。
ブローチには魅力がいっぱい
宝石の入ったブローチ、お持ちの服に似合わないからと、タンスやジュエリーボックスの中にしまったままではありませんか?
ブローチはうまくコーディネートすれば魅力がいっぱい詰まったアイテムになります。持ち主の魅力も存分に引き出してくれますよ。
せっかくのジュエリーの輝きも、身に着けられないでいてはどこか色あせて感じられるもの。ブローチには以下のような特徴やメリットがあります。有効な活用方法を考えてみてください。
イマドキなブローチは海外に学ぶ
ブローチはちょっと一昔前のファッションみたい、大人すぎて自分には使いこなせなさそう、と思われている方も多いかもしれません。しかし海外では今もメジャーなファッションで、さりげなくセンスの引き立て役として幅広く愛用されています。
イマドキのブローチの付け方は海外のファッションから学んで、取り入れてみましょう。お持ちのジャケットやシャツもきっと引き立ちます。
コーデのバリエーションを広げる
ブローチでコーディネートのバリエーションが広がります。メンズライクなジャケットやコートも、襟にブローチを付けることでソフトかつエレガントな装いに。フェミニンなアイテムとも合わせやすくなります。
ジェンダーレスなファッションのアクセントとしても役立ちます。無地のコートやジャケットにブローチを加えることで華やかな印象に。
ブローチは襟の胸元に付けるのが一般的かと思われていますが、あえて肩の近く、上の位置に付けるのもセンスある付け方です。上にアクセントを置くことで見る人の目線が上がり、ダボッとしがちな冬のファッションをスマートに見せてくれます。
ハイセンスなコーデにランクアップ
ジャケットなど上着だけでなく、シャツにブローチというのも最近はハイセンスなコーデ例となっています。シャツの第一ボタンの位置にブローチを。適度にゴージャスな印象になり、柄物のアイテムもさらに引き立ちます。
カジュアルなチェックシャツとジーンズのコーデも、ブローチをシャツに加えることでハイセンスに。普段着感を脱し、お出かけや人との集まりにも適したファッションに変わります。
今ひとつパッとしないファッションに感じたら、ブローチをプラスしてみるのも手です。服の印象が変わり、コーディネートがランクアップしますよ。
ブローチの種類
ブローチにも留め方によっていくつかの種類があります。アイテムによる使いやすさも変わってきますので、以下で確認してみましょう。
お手持ちのブローチや、他のジュエリーをブローチにリフォームする際にも参考になるはずです。それぞれに見え方の特徴やメリット、デメリットがあるので、リフォームするならどの種類にするか考えてみるのも楽しいですよ。
安全ピン
ブローチでおなじみの留め方が安全ピンでしょう。針が飛び出したままにならず安全に、服やカバンなどにジュエリーやアクセサリーを取り付けることができます。安全ピンは以下の2つのタイプに分類されています。
ロック式(回転式)
安全ピンで一般的なのはこちらのロック式(回転式)、風車式ともいわれています。ピンの受け側の突起を回して針を留め、ピンが外れないようにしている仕掛けです。
鉄砲式
鉄砲式の安全ピンは受け側が筒のようになっていて、引っ張ってピンの抜き差しをし、押し込むことで針を固定し、ピンが外れないようにする仕掛けです。
スティックピン
スティックピンは針の先にジュエリーなどの飾りがついており、針の反対側にキャップをして留めるタイプのブローチです。襟ピンとしておしゃれなワンポイントになります。
キャップ側もジュエリーになっているタイプのスティックピンもあります。両端をチェーンで繋いでいるものなど、デザインもさまざまで見せ方も楽しいブローチです。
タックピン
タックピンはブローチ本体と留め具(キャッチ)が分かれるタイプのものです。ピンズとも呼ばれます。
ブローチから垂直に出ている短い針を服などに刺し、裏側から留め具で固定する形になります。留め具を外す際は裏のつまみを引くことで、針から抜き差しできます。
クリップピン
クリップピンのブローチは、クリップで留めるタイプのものです。襟やポケットなど、挟む部分に取り付けて固定することができます。
固定力は針を使用した上記のタイプには劣り、留められる箇所も限られますが、服やカバン、帽子などに穴を開けたくないという方には重宝されるタイプだといえます。
どんなジュエリーがブローチになる?
それではここから実際に、どんなジュエリーがブローチになるのか例を見ていきましょう。状態の悪いジュエリーでもブローチならリフォーム可だった、という例もあります。
留め具も上で紹介したように種類があるので、デザインや見せ方は比較的、自由自在といえます。
お手持ちで眠ったままのジュエリーやルース(裸石)があれば、どんなブローチになりそうか想像しながら見てみてください。
壊れてしまったジュエリー
壊れてしまったジュエリーも、ブローチなら蘇らせやすいです。取れてしまった宝石を修理というのもいいですが、思い切ってブローチに。形を整えてピンブローチにしてもおしゃれです。
ひびが入るなど、状態の悪くなってしまった宝石も、ブローチのデザイン次第では弱点が目立たずに再利用できる可能性があります。
また、壊れてしまった土台部分の金属を下取りに出して、その代金でリフォーム代を安くする方法もあります。
壊れたままでは使えないジュエリーも、ブローチにリフォームすることで身に着けやすいアイテムになりますよ。次の項目で詳しく述べますが、壊れたジュエリーを複数組み合わせてブローチするのもおしゃれです。
複数のジュエリーを複合
使わなくなってしまったジュエリーがいくつかあり、複数のジュエリーを複合する形で一つのブローチに、というリフォーム例もあります。異なるジュエリーが一つに集まり、ゴージャスなアイテムに生まれ変わりますよ。それぞれの宝石を生かし合う形で豪華なジュエリーに。
デザイン次第ではギラギラせず、シックなアイテムにもなります。大きめにまとめるデザインもあれば、三日月型など細いデザインで配置する形もあります。
大切な方から譲り受けた複数のジュエリーを一つのブローチにして、いつでも身に着けられる形で受け継ぐというのも素敵です。
パールジュエリーをブローチにリフォームは人気
パールの指輪やネックレス、イヤリングやピアスをブローチにリフォーム。パールジュエリーをブローチにリフォームするのは人気があります。
パールのピンブローチはさりげなくシックで、スーツやジャケットに付けやすいアイテムです。指輪やネックレスによく使われるサイズのパールで、適度に存在感あるパールブローチに生まれ変わります。
ネックレスのパールを小さな輪っか状に配置してブローチにする例も。パールの美しさをそのままに、上品な印象のブローチになります。
パールと他の宝石を組み合わせてブローチにするのもおしゃれです。パールとルビー、白と真紅の輝きを一つにしたピンブローチは、パールのみよりも華やかに。
ブローチの種類や組み合わせる宝石で、パールジュエリーのブローチへのリフォームは多彩に広がります。
カメオをブローチに
カメオとは貝殻や瑪瑙(めのう)、大理石などに浮き彫りを施したもの。指輪やネクタイピン、ペンダントなどの形で愛用されていますが、ブローチとしても人気が高いです。
他の形のジュエリーだったカメオをブローチにリフォームする例もあります。カメオのブローチはタックピンタイプにしても使いやすいですが、ピンブローチの形にしても非常におしゃれです。
カメオをルースで持っているという方にも、ブローチへのリフォームはおすすめです。カメオの彫刻を生かす形にデザインし、より映えるアイテムになります。
宝石をブローチに
宝石をルースで持っているという方は、それをブローチに加工することもできます。オパールやサンゴ、ヒスイなどの色石があればブローチとして映えますし、上で見てきたようにデザインもさまざま。ぜひ検討してみてください。
複数の宝石がいろいろ散りばめられたブローチもゴージャスで人目を引きますし、1つの宝石でシンプルなピンブローチにしてもおしゃれです。
ブローチからなにに生まれ変わる?
ブローチから他のジュエリーにリフォームするのも人気です。ブローチのデザインが古くて使いづらい、複数の宝石が使われていてそれぞれ別のジュエリーにしたい、といった場合でも以下のようなリフォームが可能。
普段ブローチはしないという方も、別のアイテムになれば使いやすくなるはずです。より輝くジュエリーになることでしょう。
ブローチからペンダント
ブローチからペンダントはリフォームがしやすい例です。ブローチのデザインそのままに、チェーンをつける形にしてペンダントというのも一つの方法です。
ブローチのデザインを変更して、もっとコンパクトでシャープな形にしてペンダントにするという方法もあります。
ブローチについている複数の宝石を分けて、2本以上のペンダントにするという方法も考えられます。装いによって合わせられる複数のペンダントにしたり、1つのブローチをペンダントとして家族で分けたり。以上のようないろいろな方法があります。
ブローチについている宝石を使用
ブローチについている宝石を取り外してネックレスやピアスにするというリフォーム方法もあります。元のデザインからはガラリと変え、全く違うアイテムに。
ブローチについている宝石が小さいという場合でも、ネックレスやピアスなら宝石を生かしやすいです。揃いで2つの宝石がきれいな状態で取れるのなら、ピアスやイヤリングとして、粋な輝きを持つアイテムに生まれ変わります。
一粒もののネックレスにするのも、比較的使いやすいアイテムへのリフォームとしておすすめのパターンです。
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ブローチリフォームの流れや価格
ブローチリフォームはどのような流れで行うのかを紹介します。複雑な手続きは特に必要ありません。
申し込みの流れ
まずはお見積もり相談を無料で行っております。リフォームの際のデザイン画も無料で作成いたします。お気軽にお電話またはご来店ください。お電話でのお問い合わせは10:30〜19:00(平日・土日祝日も営業しています)に承っております。
価格
ジュエリーリフォームの価格は、セミオーダーかフルオーダーかで変わってきますが、セミオーダーのシンプルなペンダントを当店では3万円からの価格で取り扱っております。
セミオーダーのペンダントは、平均相場では8万円前後といわれています。当店では比較的低価格で、かつクオリティの高いジュエリーリフォームを自社一貫製作で行っております。
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まとめ
ブローチはセンスよくコーディネートをまとめてくれるアイテムで、ジュエリーとしても比較的使いやすいものです。お持ちのお使いでないジュエリーや宝石があれば、ブローチにリフォームして、新たな彩りに加えてみてはいかがでしょうか。
また、使わなくなってしまったブローチの宝石を、ペンダントやネックレス、ピアスなど他のジュエリーにリフォームするのもおすすめです。