大切なジュエリーほど、捨てられないものも多いですよね。
そんなジュエリーを、新たなアクセサリーとしてリフォームしたいと思っている方は多いのではないでしょうか?
そこでおすすめしたいのが、ブレスレットやバングルへのリフォームです。
ブレスレット・バングルのリフォームとは?
もう身に付けられなくなったジュエリーやアクセサリーでも、思い入れがあって捨てられない方は多いです。例えば家族や恋人からのプレゼント、親や祖父母から譲り受けたものなど、その種類は様々です。
それらは例え大切にしていても、パーツが古くなったり破損してしまったりと、なんらかの理由で身に付けられなくなる場合もあります。
ですが、それらのアクセサリーを新たに身に付けられる形に生まれ変わらせる方法があります。
それがブレスレットやバングルへのリフォームです。
ブレスレットとバングルの違い
ところで、ブレスレットとバングルの違いについてご存知でしょうか?実のところ、定義上ではブレスレットとバングルには明確な違いはありません。
どちらも腕につけるアクセサリーとして知られていますが、厳密にはブレスレットの一種としてバングルがある、と位置付けられています。
ブレスレットは腕に付けるアクセサリー全般。そしてバングルは日本では、留め具などがなく金属製や木製の輪っか上のものを指す場合が多いです。
形で言うとアルファベットの「O」や「C」のような形をしているものが主流ですね。
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ブレスレットの主なチェーンを紹介
特にブレスレットはチェーンを使ったデザインのものが多いですが、実はそのチェーンには様々な種類があります。
そのチェーンの選び方などによって、そのブレスレットの特徴や仕上がりの雰囲気が全く異なります。
これから手持ちのアクセサリーをブレスレットにリフォームする方は、ぜひチェーンの種類についても注目してみてください。
アズキチェーン
アズキチェーンはネックレスやブレスレットなどに多く使われている定番のチェーンの種類です。小さな長方形、楕円形のような環状の金属パーツを組み合わせることで仕上がり、女性のアクセサリーに使われることが多いです。
パーツ自体が非常にシンプルで細身のシルエットなので洗練された雰囲気があり、触り心地もサラサラしています。
なのでこのアズキチェーンを使うことでシンプル、上品できれいめなデザインのブレスレットが出来上がります。チェーンがシンプルなので、おおぶりなペンダントトップなどとも相性が良いですね。
ベネチアンチェーン
ベネチアンチェーンは直方体のような環状のパーツを組み合わせたチェーンです。
アズキチェーンと組み合わせの構造そのものは似ていますが、こちらの方が輪の幅が広いのが特徴です。なのでチェーンを伸ばすと細長い四角柱のような形になります。また、金属の面が他のチェーンと比べても広いので、メタリックで金属らしい輝きが一層わかりやすいのが魅力です。
特にフォーマルにも合わせられるような、高級感のあるブレスレットやネックレスに使用されることが多いチェーンの種類です。
ボールチェーン
ボールチェーンは金属の球体のようなパーツを細長い金属パーツで繋げたもので、キーホルダーなどにもよく使用されています。こちらはアクセサリーのハンドメイドなどでも非常に扱いやすく低価格なので、プチプラアクセサリーにも使われています。
特にカジュアルなアクセサリーやフェミニンなデザインのブレスレットやネックレスと相性が良いチェーンの種類です。
ただ、ボールチェーンは他のチェーンよりも耐久性に欠ける部分があるので、重すぎるモチーフと組み合わせるのは難点があります。なのでシンプルなデザインのものや、軽量で小ぶりなモチーフと合わせるのが良いと言えるでしょう。
レオンチェーン
レオンチェーンも、鎖状にパーツを組み合わせるチェーンであることはアズキチェーンなどと共通しています。ですが、その違いはチェーンの形状で、楕円形や長方形型の環状のパーツの中でも平たい構造のものが使われています。
平たい環状パーツとなることで、アズキチェーンよりも金属の輝きが増して、光に当たることでキラキラと輝きます。
その部分が女性から大人気で、高級アクセサリーなどにも多く使われているチェーンのひとつとなっています。
ティラチェーン
ティラチェーンは、金属のパーツを組み合わせてひとつのロープのように編んだ仕上がりのチェーンです。他のチェーンと全く違うのが、そのパーツごとのつなぎ目がほとんど見えないところで、自由自在な形である点です。
特に大人っぽくて洗練されたデザインのネックレスやブレスレットに使われることが多く、非常にキラキラとした印象になります。
チェーンの一体感があり、光が当たった印象も華やか。特にハイブランドや大人な女性にも人気の高級感のあるアクセサリーと相性が良いのが特徴です。
バングルは初心者にも合わせやすいアクセサリー
バングルは留め具のないタイプ、チェーンを使用していないブレスレットを指すことが多いです。
そのバングルは、ブレスレットと比べるとリーズナブルな価格のものも多く、気軽に上質なものを身に付けることができます。デザインも非常にシンプルですし、細身のものやペアで付けられるデザインも豊富。
人によってはバングルを2〜3種類重ね付けする方や、腕時計とデザインを合わせて身に付ける方もいます。様々なおしゃれを楽しむことができるので、ぜひ手元で自分なりのおしゃれを楽しんでくださいね。
どんなジュエリーをブレスレットにリフォームできる?
今回ご紹介したいのが、手持ちのアクセサリーやジュエリーをブレスレットにリフォームする方法です。
そこで気になるのが、どんなジュエリーでもブレスレットに生まれ変わらせることができるかどうか。そこで、ジュエリーをブレスレットにリフォームする際の方法についていくつかパターンをご紹介します。
ジュエリーについている宝石をブレスレットにリフォーム
例えばネックレスのペンダントトップやリングなど、大ぶりのジュエリーが主役となったアクセサリー。それらが破損や劣化で身に付けられなくなったら、ジュエリー部分を取り外してリフォームするのがひとつの方法です。
宝石自体に傷や変色が見られなければ、金属パーツを変えれば簡単に美しいジュエリーへと早変わりします。
誕生石をブレスレットにリフォーム
誕生石を宝石のままプレゼントされることもあります。
そのまま大切に保管しておくのも良いですが、いつでも目に映るアクセサリーとしてリフォームするのも良いですね。これらの場合も、宝石部分を金属パーツにはめ込んで、ブレスレットの一部としてリフォームすることができます。
また、金属パーツに埋め込んだり、イニシャルなどをあしらったデザインにするなども可能です。
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パールをブレスレットにリフォーム
パールネックレスは非常に高価なもので、母親や祖母から譲り受けたという方も多いジュエリーのひとつです。
ですが、現代では冠婚葬祭など、身に付けられるシーンが限られてしまうものでもあります。なので、そうしたパールのネックレスからパールを取り外してブレスレットにリフォームするのもひとつの方法です。
糸が切れてしまいパールの一部を紛失してしまった場合もおすすめです。パールをあしらったおしゃれで洗練されたブレスレットに生まれ変わらせましょう。
天然石をブレスレットにリフォーム
天然石をブレスレットにリフォームするのもおすすめです。
天然石の中には様々なパワーが込められているもの、プレゼントでもらったものなど様々あり、ジュエリーよりさらに気軽に手に入れられます。それらを研磨して、パワーストーンのブレスレットのようにリフォームするのも選択肢のひとつですが、ジュエリーとして扱うのも良いでしょう。
ブレスレットの一部としてチェーンや金属パーツと合わせることで、さらに洗練されたおしゃれな印象のブレスレットになります。大切にしたい天然石や願いが込められたパワーストーンを使って、世界にひとつだけのブレスレットに仕上げましょう。
ロングネックレスをブレスレットにリフォーム
思い入れのあるロングネックレスも、リフォームすることができます。
例えばチェーンの一部が錆などで劣化してしまったなら、無事な部分を使って新品同様のブレスレットに生まれ変わらせることが出来ます。ネックレスに使われていたジュエリーやペンダントトップなどを装飾すれば、よりおしゃれな仕上がりに。
少々時代遅れなデザインのネックレスだったとしても、パーツの組み合わせ次第でおしゃれで身に付けやすいものに生まれ変わります。
バングルにリフォームしたい
バングルに生まれ変わらせたい場合は、どのようなパターンがあるのでしょうか?
特にチェーンや留め具を使わないものが多いバングルですが、実はジュエリーとの親和性が非常に高いアイテムでもあります。
素材プレートをバングルにリフォーム
まずは、素材となるプレート、金属部品をバングルとして生まれ変わらせる方法があります。
金属の特徴は、溶かせば液体状になり、新たな形に加工できることにあります。特に地金やシルバーなどの場合、加工することで洗練された美しいバングルに。
金属の素材の良さを前面に押し出したバングルに生まれ変わらせることができるのがその魅力です。
ジュエリーの宝石を埋め込む
ジュエリーをバングルに生まれ変わらせたい場合は、バングルの中に埋め込んでしまう方法が挙げられます。
元々のアクセサリーなどからジュエリー部分を取り出し、新たに用意した金属のブレスレットに埋め込む。そうすることで、ジュエリーがアクセントとして輝く女性らしい高級感のあるバングルに生まれ変わります。
壊れてしまったブレスレットをリフォームしたい
一方で、逆に手持ちのブレスレットを別のアクセサリーにリフォームしたい方もいますよね。チェーンが切れた、デザインが流行遅れのものになってしまったなど理由は様々。
これらの場合も、素材を活かすことで新たなアクセサリーへと生まれ変わらせることができます。
切れてしまったブレスレットの宝石を使う
チェーンが切れてしまったら、ブレスレットに使われている宝石をアレンジする方法が定番です。宝石を取り出して金属パーツにはめることで、ペンダントトップにするなど。
そうすることで、美しく洗練されたデザインのアクセサリーが出来上がります。
また、ジュエリーが複数個あるのであれば、イヤリングやピアスに生まれ変わらせるのもひとつの方法です。
指輪にリフォーム
特にジュエリーが大きめであったり、手元に見える方が嬉しいという場合は指輪にリフォームするのも良いでしょう。指輪にリフォームすれば、ブレスレットだった時同様、常に大切なジュエリーを視界に映すことができます。
そうすれば、大切なジュエリーに対する愛着もそのまま、美しく新たな形へと変えることができますよね。
ブレスレット・バングルリフォームの流れや価格
ジュエリーのブレスレットやバングルへのリフォームに興味を持っていただけたでしょうか?興味を持っていただけたら、具体的なリフォームの流れや価格についてご覧ください。
お申し込みの流れ
リフォームを依頼したい宝石店やアクセサリー店を見つけたら、まずは来店して相談することとなります。
実際に手持ちのジュエリーを持っていき、どうリフォームしたいのか、どんな場面で身に付けたいのか伝えましょう。そして職人と実際に話し合い、デザイン、制作期間、価格など様々な面に納得したら、実際にリフォームを依頼することとなります。
実際にリフォームが終わったら職人の方から連絡が来るので受け取りに行きましょう。そして完成したブレスレットを確認し、納得の上ブレスレットを受け取ったらリフォーム依頼は完了です。
価格
リフォームを依頼する上で気になるのが価格です。
リフォームをする場合、アクセサリーのセミオーダーと手元のアクセサリーの下取りを行なった上での代金ということになります。通常セミオーダーの相場は3万円ほど。
宝石や貴金属の代金、リフォームの規模により代金は左右しますが、1〜2万円程度と見積もっておくと良いでしょう。通常、ブレスレットやバングルは高級なものだと5万円以上、中には10万円を超えるものもあります。
なので、市販の新しいブレスレットを購入することと比べると非常に格安。高級な宝石や貴金属を使った新しいアクセサリーをリーズナブルに手に入れられるチャンスでもあります。
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まとめ
ブレスレットやバングルのリフォームは、手元の大切な宝石を長く身に着けるのに非常に有効な選択肢のひとつです。
もちろん、大切なものをそのままの形で保管しておくのも良いですが、身に付けられればさらに愛着も湧きます。ぜひ手元の宝石を使って、新たなブレスレットやバングルに生まれ変わらせて、さらに大切に身に付けてくださいね。