オーダーメイドと聞くと、自由に好きなデザインに出来る反面、費用は非常に高くなってしまうというイメージがあるかと思います。しかし実際にはそんな事はありません。もちろんデザイン重視であれば高くなるケースもありますが、お財布にやさしい面もあるのです。今回はそんなオーダーメイドジュエリーの価格についてご紹介いたします。
ジュエリーの価格とは
そもそもジュエリーの価格設定がどのようになされているのかということをご存知でしょうか?ダイヤモンドやルビー・サファイヤなど高級な宝石があしらわれているというのはわかりやすいものの、詳しい部分はあまり知られていることではありません。オーダーメイドでジュエリーを制作するにあたり、まずは一般的にどのような要素で価格が決まっているのかを把握してみてはいかがでしょうか。
ジュエリーの価格を決めている要素は以下の3つとなります。
材料費
材料費とはジュエリー構成する貴金属や宝石のことを指しています。中でも大部分を占めるのが宝石の価格です。ダイヤモンド、ルビー、サファイヤ、エメラルドが4大宝石と呼ばれる高級な宝石ですが、質などに関係なくこの4つのいずれかを使用した場合には費用が高くなりやすいです。その他にも水晶や石英などの石であれば、見た目のデザイン性や美しさは4大宝石と同じでありながら費用としては抑えることが可能ですので、こだわりがない場合には選択肢としてありでしょう。
同じ宝石を使用した場合でも価格には違いがありますが、それは宝石そのものの質に左右される部分があるためです。カラット数や透明度、色の違いや不純物の有無など様々な項目によって質が決められているのです。
材料費に含まれるもう一つの要素である貴金属の価格ですが、プラチナやゴールド、シルバーなどの種類があり、それぞれ日によって価格が変動するような仕組みとなっています。貴金属は純度100%ですと柔らかいため、基本的にジュエリーなどに使用する場合には他の金属と混ぜ合わせるようになっているのです。「18金」などの言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、これらは含まれる金の割合を示しており、18金ですと75%が金でできているということになります。
加工費
宝石や貴金属をジュエリーに作り上げていく加工作業に必要な費用のことです。つまりは職人の方の人件費ということになります。具体的には職人の方の人件費の他に、加工に必要となる消耗品の費用や、作業場の電気代なども含まれることになります。職人の方やお店によって加工費が異なる場合がありますが、それは作業内容や職人の方の単価設定による違いと言えるでしょう。
例えば同じ材料で同じデザインのジュエリーを制作するとなった場合に、職人の方のスキルが高ければ作業が早く完了しますが、スキルが高くなければ時間がかかることになります。そうなると早く完了したほうが安くなる気がしますが、基本的に単価はスキルに比例しますので、結果として加工費はいずれにしても同じくらいになる可能性もあるのです。
販売にかかるその他のコスト
ジュエリーが完成した後に販売する際に発生する費用のことです。広告費や店頭への輸送費といった完成品をお客様に販売するために必要となる費用がいくつかありますので、それらもジュエリーの価格に反映されることになります。
予算内に収めることが可能!
ジュエリーをオーダーメイドで制作するというと、費用がかなり高額になってしまうというイメージをお持ちかもしれません。デザインや材料などを好みに合わせて自由に決めることが出来ることから、そのような先入観を与えてしまっているのでしょう。しかし実際は違います。予算が決まっている場合には、あらかじめその予算内に収めることを前提としてオーダーメイドでの制作をすることが可能なのです。
もちろん予算の金額によっては理想を100%実現することが難しいこともありますが、それでも既製品として存在しない自分だけのオリジナルジュエリーを制作することが可能ですので、それだけでも価値があることに違いはありません。
また、材料費がかかる要素を抑えることでも低コストでオーダーメイドが可能です。例えば宝石をダイヤモンドなどの高級なものではなく、見た目を重視する目的で色鮮やかな水晶を使用するなど、コストの低い材料にする事によって、同じデザインであっても一気に費用が抑えられます。詳しいことに関してはお店の方の相談してみると良いでしょう。
オーダーメイドの相場価格
既製品と違い、オーダーメイドの場合は自由度が高いことから相場価格というものがあまりありません。依頼する方の理想とするイメージや内容によって材料費や加工費が変わってしまうからです。高級な宝石を使用した場合には、数万円台〜数百万円というように非常に幅が広い価格となってしまいます。
そのため、オーダーメイドで依頼する際には見積もりが重要となるのです。デザインや素材などについてお店の担当の方と何度も打ち合わせを重ね、その結果制作してほしい内容が固まった時点で見積もりを提示してもらうことができます。その時点で価格をもう少し抑えたいという場合には、それを踏まえてまた打ち合わせや相談を行うことも可能です。
一度打ち合わせで決まった内容で必ず購入しなければならないわけではありませんので、事前に予算を伝えた上で安心してデザインの打ち合わせを行ってください。
セミオーダーならさらにコストを抑えられます
オーダーメイドよりもさらに費用を抑えたいという方には、セミオーダーメイドという選択肢もおすすめです。オーダーメイドと違って何でも自由にというわけにはいきませんが、お店側であらかじめ用意されている非常に多くのバリエーションや組み合わせの中から好みのものを選択することでオリジナルジュエリーを作ることができるのです。
打ち合わせ自体も1度で済むケースが多いので、あまり時間をかけずに早く決めて早く身に着けたいという方にはうってつけではないでしょうか。用意されているラインナップはお店によって異なりますので、いくつかのお店を回って比較するというのもいいでしょう。選択肢が多いほど自由度が高まります。
まとめ
高額になってしまうのではというオーダーメイドジュエリーの価格に対する不安は払拭できましたでしょうか?あらかじめご自身の中で設定した予算を事前に伝えさえすれば、その予算に収まるようにプロの方が導いてくれますので、安心してオリジナルジュエリーの制作を楽しみましょう。
「リッツグランデ札幌」では御見積やご相談を何度でも無料で行っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。